食育について

子どもたちの「食べたい」という気持ちを育てる

 乳幼児期は、味覚の基礎が培われ、これは将来の食習慣にも影響を与えます。
 当園では、子どもたちの味覚を育てるために、それぞれの素材の持つ味を生かした薄味を、基本としています。
 当園の給食・おやつは、咀しゃくや栄養の吸収を高めるために、食材を大きめ、固め、皮つきにするなど調理形態に工夫をしています。また、無添加・無農薬のお米や、調味料を使用した、子どもたちの体に優しい給食づくりを心掛けています。
 9月より、給食室が新しくなり、新たな調理器具も増え、調理の幅が広がりました。
 また以前より、配膳棚のガラス窓が大きくなりました。調理室からの料理の匂いや、調理をする姿が身近に感じられるようになったことで、子どもたちの食への興味・関心が高まってきたように思います。

食事の様子

食事の様子

配膳棚の様子

配膳棚の様子

中の様子がよく見えて、開放感のある調理室は子どもと調理員とのやりとりが聞こえてきます。

スチームコンベクションオーブン

スチームコンベクションオーブン

旨みを逃がさず、短時間で様々な料理が可能です。

こだわりの使用調味料

こだわりの使用調味料

  • (上段左から)三州三河みりん、花美蔵純米料理酒、千鳥酢、米油、にがり醤油
  • (下段左から)きび砂糖、志まや御膳みそ、伝統黒米弥生紫、七分づき米
    いずれも原料を厳選したものや、昔ながらの製法にこだわったものです。
    砂糖は、よりさとうきびの風味とミネラルが活きているきび砂糖を使用しています。
    伝統黒米弥生紫と七分づき米を「なかがわ野菊の里」から仕入れています。無農薬にこだわった米本来の甘みと香り豊かなお米で、ビタミンやミネラルも豊富です。
  • 良質の調味料を使った給食は、薄味で素材の味を生かしています。食材は大きめにし、かみ応えを持たすことで咀しゃく力を育てています。

展示の様子

展示の様子

子どもたちがどんな給食を食べているのかを保護者の方に見ていただけるように、毎日給食の展示を行っています。また、子どもたちに人気のあるメニューのレシピも準備しています。

アレルギー児への対応について

医師の診断に基づき、保護者・担任・栄養士の三者で共通理解を図るため、毎月アレルギー懇談を行っています。食品の除去・代替を行う際、調理法を工夫し、見た目にも他の子どもの食事と大きな違いがなく、不足する栄養素を補えるように配慮しています。

自分で食べたい!おいしい!おかわり!

いつも展示ケースを除いて「今日の給食これ食べたんよ!おいしかったよ」と楽しそうに話している親子の姿を見ると、とてもうれしく思います。「おなかすいた!おいしい!おかわり!」と食べてくれる子どもたちの成長を願い、安全でおいしい給食づくりに取り組んでいきたいと思います。