平成27年1月11日(日)12日(月)
徳島県近代美術館で幼児画展が開催され、
うずしお保育園・応神保育所・富田保育所・ひまわり保育園・矢倉乳児保育園・矢倉保育園・藍住ひまわり保育園の7園が参加しました。
子どもの絵を通して子育てを考えよう 創造美育協会 主催
「子どもの絵が大切なのではありません
絵を描く子どもが大切です
絵の見方が重要なのではありません
子どもの見方が重要です
絵の指導が問題なのではありません
子どもの指導(育て方)が問題なのです」
2~3歳児の絵を出品しました。
子どもの絵は「子どもの心」の表現です。子どもは絵を描きながら、大人へ、友だちへ、そして自分自身に、語りかけています。
子どもは、感動や感情、考えたことを無意識に、また意識的に自己表現として絵に描きます。このような自由な表現の絵は、子どもの自立心を養い、判断力や想像性を育てます。
すべての子どもが生まれながらにもっている神秘さや不思議さに目を見張る感性を見守ることで命が育まれます。
ここに飾られている絵はひとり一人の「今」のありのままの姿です。子ども達の創造力と、生き生きとした生命力を感じて下さい。
徳島創造美育協会事務局 四国大学准教授 富田喜代子
たくさんの保護者の方が見に来て下さいました。
子どもの絵を通して、成長を共に喜びあったり日々の様子を保育士と語り合ったり、ゆったりとなごやかに懇談する姿が見られました。
現代美術家長谷光城先生に子どもの絵について講演、講評を頂きました。
【長谷光城先生のプロフィール】
1943年生まれ。1966年多摩美術大学絵画科卒業後、作家活動と教師。
1971年、「小浜美育の会」を結成し子どもの絵を研究。
2000年、福井県立美方高校校長。2002年、福井県教育庁教育審議監。
2006年、若狭ものづくり美学舎を開校。2009年、福井県政功労者表彰。現在も作家活動や教育指導を精力的にされており、兵庫県立美術館をはじめ、多くの美術館に作品が展示され、最近の活動としては、東京・熊本・松山・福井等で個展を開催されています。
☆子育て講演会☆
平成27年1月12日(日)藍住ひまわり保育園に長谷光城先生(元福井県小中高校の教師、県教育委員)による「乳幼児の発達と子どもの絵について」の子育て講演会が開催されました。
人の成長過程において、発達に応じた時期(適時性)に自然体験をすることは脳の回路(細胞)を刺激し、秘めたる能力を目覚めさせる。そして遊び(自然体験)を通して肌で感じ、そこからイメージや思考も生まれ、感じたことを表すことが「絵」へとつながっていく。
という話でした。