清々しい春の日。
青い空には大きな鯉のぼりがユラユラと泳ぎ、
子どもたちは「お~い!」と思わず手を伸ばします。
この時期、広い園庭にはクローバー(シロツメグサ)やタンポポなどの
草花でい~っぱい。
「これ、ママにあげるんよ~」
虫探しの様子です。
プランターをひっくり返して…
「あ、おったよ!」「どこどこ!?」
この日見つけたのは5センチ以上もあるカブトムシの幼虫。
ツンとつつく度に動き、思わずニンマリ笑顔になります。
私も一緒に見ていたのですが、あまりの大きさに圧倒
されてしまいました。
子どもたちの好奇心にはかなわないな~!
園庭のシンボルでもある築山。
時々手をつきながら、上ったり下りたりを何度も繰り返します。
小山の上でパッと手を離すと、下へコロコロ転がっていく泥団子。
「あっ!おちた!!」
大人からすると当たり前のような事ですが、子どもたちに
とっては目が輝くような大発見!
このように、遊びの中で生まれる子ども自らの気付きを大切にして保育しています。
雨上がり、机にたまった水を手のひらにつけ、ペタペタペタ…。
かわいいおててでいっぱいになりました。
「♪むす~んでひ~ら~い~て~…♫」
身振り手振りしながら保育士と一緒に歌を口ずさみます。
気持ちもホッとするひととき…。
誕生会の後のこと…。
木の丸太の表面にある細い溝に葉っぱやお花をさして遊んでいました。
「ケーキできた!」
「♪たんたんたんたんたんじょうび~♫」
などと、子ども同士の楽しそうなやりとりはしばらく続きました。
なんてかわいらしいケーキ!
園庭の木々や草花、虫、水、砂、泥…。
これらの自然物との出会いは、子どもたちの感性をゆさぶり
遊びを拡げてくれます。
お友だちと一緒に遊ぶことの楽しさを感じ始めた2歳児の子どもたち。
これから、遊びがどのように変わっていくのか
私たちも楽しみです。