はじめての保育園生活。4月当初はお家の人と離れて、
知らないところで過ごす不安がいっぱいでよく泣いていた子どもたち。
私たちは、子どもたちが安心して生活できるよう子どもたちの声や
表情、体の動きなどから、一人ひとりのしてほしいことを汲み取り、
気持ちを受けとめ保育者と一対一で負んぶや抱っこをして関わるようにしています。
泣いていた子も外にでると気分も変わり泣きやみ、
保育者のひざに座り、安心。
「これ、何だろう?」クローバーを手にとったり、見たりしています。
自然は不思議がいっぱいです。
「シロツメ草、見つけたよ。」保育者が優しく語りかける。
ふかふかのクローバーのうえ、きもちいいね。
日一日と、子どもたちの表情もやわらかいできて、
笑顔をみせてくれるようになりました。
5月のなかごろになると保育園にもすっかり慣れて、
保育士から離れて、ずりばいやハイハイで
自分のいきたいところへ移動する姿も
見られるようになりました。
お部屋だけでなく、廊下からテラスへ・・・
テラスからお外へと好奇心がむくむくと動き出し、
身の回りのものに興味をもったり、いじってみたり、
自分から動きはじめました。
赤ちゃんがハイハイすることは、体幹や腕の力を鍛えたり
バランス感覚を養うなど体を動かすことで、脳の発達も促します。
しっかりハイハイさせてあげたいものですね。
サラサラ…手から落ちる砂をつかもうとしています。
少しず園生活にもなれ、身の回りのものに興味をもったり、
いじってみたりする姿がみられるようになり、安心して
過ごしてくれているのかなと嬉しく思います。
子どもたちは、泣いたり笑ったり表情をかえて、
色々なしぐさなどで自分の欲求のサインをだしてくれます。
私たちは、その発信を優しく受けとめています。
そのことが人を信頼していく心の基礎づくりとなります。
子どもたちの気持ちに寄り添い、保育園が居心地の良い場所に
なるよう心がけていきたいと思います。