《砂場で…》
砂場で砂を両手で掘っていくうちに、長い道ができました。
「水流そう!」「いくよー」「わーい」
長い道は大きな川になりました。
「あれ?橋がないな~」
「どうする~?」
・・・・・・・・
「ほなこれは?」
と園庭で拾い集めた小枝を並べはじめました。
川には木の枝の見事な橋がたくさん架かりました。
橋の下には園庭で摘んだ花の船が浮かんでいます。
木の枝や草花など園庭には子どもたちの遊びに使える自然素材がたくさんあります。
その時その時に違った遊び方や使い方になり、“なるほど~そう使うのか”と子どもたちの発想に驚かされます。
子どもたちにとって自然素材とかかわる遊びは、創造性や意欲を生みだし、遊びの発展につながっていきます。
《かたつむりが卵を産んだよ!》
保育室で2匹のかたつむりを飼っています。
毎日「今日もかたつむりは元気かな~」
ある日のこと、あじさいの葉っぱにポツポツと白い物があることに気づきました。
「なに?なに?」
「うんちかな?」
「なんだろうなぁ~」
本で調べてみると“たまご”だとわかり
「かたつむりが卵を産んだんやってー!」
と保育者がつぶやいてみると、
飼育ケースの周りには大勢の子どもたち。
保育者の私は、かたつむりの卵を初めて見ました。
育てるのに「どうしよう~」とまず一番に思いました。
かたつむりの生態や飼育の仕方を色々調べてみました。
「土入れてなー」「乾燥ささんようにせなな~」と子どもたちと一緒に育てています。
子どもたちも卵の数を数えたり、見ていると卵の中に点がある卵と、割れている卵、毎日変化がみられます。
子どもたちは
「まだ産まれんのかな~」
「卵の中で寝とんかな~」
興味を持ってのぞき込み、様々なつぶやきが聞こえてきます。
小動物を飼育することを通して保育者と一緒にえさをあげたり観察したりすることで、興味や関心が深まり自らかかわっていくようになり、「あれ?」「なんだろう」と不思議に思うことや生長、変化に気づいていくことでしょう。
保育者も子どもたちと一緒にかたつむりの生長を見守っていきたいと思います。
無事に赤ちゃんが産まれますように・・・